2010年 04月 06日
エネルギー問題を考える |
最近右も左も「環境問題」が議論の中心といっても過言ではない。その理由は当然のごとく、二酸化炭素排出による地球温暖化だと考える。また背後には、人間による乱開発という横暴により自然が破壊され、生態系そのものが狂い始めてきたことに対する自責の念があろう。以前の京都会議で二酸化炭素排出規制が国家レベルで協議された後、毎年国際的舞台で継続的に議論され、最近では民主党が二酸化炭素25%削減を打ち出し日本も本格的低炭素社会の実現に向け歩みだしたといえる。
ところで「エコ」という言葉があらゆるところで使用されている。エコ減税やエコバッグ等環境問題を視野に入れた国家的取組だが、国民は本当に環境問題に真剣に向き合えているのだろうか。近年環境問題を考え化石燃料の使用が抑制されている。いわゆる新エネルギーへのシフトである。現在新エネルギーの代表である「太陽光発電」「風力発電」等が全国で勢いよく普及しているが、発電量には限界があり原子力発電の持つポテンシャルには遠く及ばないのも事実。しかし原子力発電が安全上の問題で運転休止を余儀なくされた場合は火力発電、水力発電が頼みの綱になりる。つまり原子力発電、火力発電、水力発電や風力発電等の運転バランスが問題となる。それらの望ましい形をエネルギーのベストミックスと呼ぶ。火力発電も化石燃料をしようするからNOとはならないのである。ちなみに火力発電も単に石炭を燃焼させるのではなく、石炭を加熱してガス化して、そのガスを燃焼させるという新システムも確立されようとしている。
浜田市においてはその火力発電に関してある意味大変な事態が起こっている。現在中国電力三隅火力発電所が稼動しているが、電力需要の増加を見越しその2号機が建設計画がされ住民はその稼動を待ち続けていた。しかし種々の理由により既に2回の延期が中国電力から地元に言い渡されている。そして先月、国の低炭素社会の実現と原子力主導の政策推進により3度目の延期を申し渡されました。住民は大変なショックを受け、浜田市は大変な財政的な影響を受けることになったのです。理由は新たな雇用の場の喪失、電源立地に関しての交付税が降りてこない等、自治体にとっては大きな打撃をうけることとなりました。議会としても「中国電力三隅火力発電2号機建設促進議員連盟」を結成し中国電力に対しても早期建設促進の決議文を提出し一日も早い建設を要望。中国電力は10年の延期を自治体に通告したが、浜田市議会としては安易に容認はできず、建設促進を強く要望すると共に、地域再生計画に対する協力を求めたところです。たしかに火力発電は少なからず地域の環境に負荷を与えますが、それ以上に建設に伴う地域メリットを求めざるをえない経済情勢があるのが実態です。
一方「風力発電」も浜田市に1機建設をした後、近隣で多くの風力発電が増設されている。この1機は私も関与している「中国ウインドパワー」という会社により設置された。自然への負荷軽減の意味で喜ばしい流れであるが、今後さらなる増設が行われるか不透明である。是非太陽光発電、風力発電の設置が進むことを望むが、課題は山積している。是非行政が計画している「新エネルギービジョン計画」が円滑に進み、環境問題への配慮と経済効果の両面が実現できる未来の到来を願ってやまない。
ところで「エコ」という言葉があらゆるところで使用されている。エコ減税やエコバッグ等環境問題を視野に入れた国家的取組だが、国民は本当に環境問題に真剣に向き合えているのだろうか。近年環境問題を考え化石燃料の使用が抑制されている。いわゆる新エネルギーへのシフトである。現在新エネルギーの代表である「太陽光発電」「風力発電」等が全国で勢いよく普及しているが、発電量には限界があり原子力発電の持つポテンシャルには遠く及ばないのも事実。しかし原子力発電が安全上の問題で運転休止を余儀なくされた場合は火力発電、水力発電が頼みの綱になりる。つまり原子力発電、火力発電、水力発電や風力発電等の運転バランスが問題となる。それらの望ましい形をエネルギーのベストミックスと呼ぶ。火力発電も化石燃料をしようするからNOとはならないのである。ちなみに火力発電も単に石炭を燃焼させるのではなく、石炭を加熱してガス化して、そのガスを燃焼させるという新システムも確立されようとしている。
浜田市においてはその火力発電に関してある意味大変な事態が起こっている。現在中国電力三隅火力発電所が稼動しているが、電力需要の増加を見越しその2号機が建設計画がされ住民はその稼動を待ち続けていた。しかし種々の理由により既に2回の延期が中国電力から地元に言い渡されている。そして先月、国の低炭素社会の実現と原子力主導の政策推進により3度目の延期を申し渡されました。住民は大変なショックを受け、浜田市は大変な財政的な影響を受けることになったのです。理由は新たな雇用の場の喪失、電源立地に関しての交付税が降りてこない等、自治体にとっては大きな打撃をうけることとなりました。議会としても「中国電力三隅火力発電2号機建設促進議員連盟」を結成し中国電力に対しても早期建設促進の決議文を提出し一日も早い建設を要望。中国電力は10年の延期を自治体に通告したが、浜田市議会としては安易に容認はできず、建設促進を強く要望すると共に、地域再生計画に対する協力を求めたところです。たしかに火力発電は少なからず地域の環境に負荷を与えますが、それ以上に建設に伴う地域メリットを求めざるをえない経済情勢があるのが実態です。
一方「風力発電」も浜田市に1機建設をした後、近隣で多くの風力発電が増設されている。この1機は私も関与している「中国ウインドパワー」という会社により設置された。自然への負荷軽減の意味で喜ばしい流れであるが、今後さらなる増設が行われるか不透明である。是非太陽光発電、風力発電の設置が進むことを望むが、課題は山積している。是非行政が計画している「新エネルギービジョン計画」が円滑に進み、環境問題への配慮と経済効果の両面が実現できる未来の到来を願ってやまない。
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by kawakami-hiroshi
| 2010-04-06 00:53